高橋みなみの読み違い

【高橋みなみ、クロちゃんと仲良し】

元AKBの高橋みなみがクロちゃんの単
独ライブに出演、昔からの親友で家に
掃除までしに行く仲だと明かした。

迷走ぶりがすごいと言えば高橋みな
み。ふつう、芸能界である程度迷走が
続けば視界から消えていくものなんだけ
ど、高橋みなみは知名度だけはやたら高
いのでなかなか消えず、もがく様子をず
っと見せている。

歌手として出したCDは大爆死。結婚後
に主婦キャラでレシピ本を出しても世
間の反応は今一つ。コメンテーターを
してもさんざんな低評価。冒頭の「クロ
ちゃんと仲良し」は嘘ではないのかも
しれないが、このタイミングで出すと
「クロちゃんにすがっている」ように
見えてしまう。

さんざん言われているように、AKBじ
たいが「ピンで売れない子を一山いく
らで売る」「若い女の子が集団でミニ
スカで頑張ってればキラキラ感でゴマ
かせる」という商売。ソロで出ていけ
ば苦戦するのはわかっていたはずだけ
ど、たぶん高橋みなみサイドとしては
「総監督で神7のワタシなら」という甘
さがあったんだと思う。神7はともか
く、「総監督」これが高橋みなみの勘
違いの元凶だろう。

たしかに、「AKB総監督」「グループ
数百人を束ねていた」という肩書はハ
ッタリがきく。「リーダー感」があれ
ば、芸能人にとっておいしいMCの席も
最短で狙えるし「しっかり者、視野が
広く一家言ある」イメージでコメンテ
ーターにもなれる。最終的に政治家転
身だってスムーズにいくし、卒業後に
「AKB総監督、高橋みなみです!」と
いう売り方を選んだのは当然なのかも
しれない。

ただ、これらの美味しいポジションは
実際の「能力」が問われるものだ。MC
なら次々と誰に何を振るか的確に判断
しなきゃならないし、コメンテーター
なら適当なことをしゃべるわけにもい
かない。そして高橋みなみは見事なま
でにそれらの「能力」が低い。

大食い選手権のMCを見ても、彼女はひ
たすら高テンションで騒ぐだけで周囲
が見えていないと大不評。また、コメン
テーターとしても先に出た他人の意見
をなぞるだけ、「賢そうに振舞う」の
が精一杯で見ていてハラハラする。ま
あ、社会経験もロクにないわけだし何
も語れないのは当然なんだが、「総監
督」キャラのためアホになれないツラ
さがある。

リーダーの資質についても非常に微妙
だ。彼女がアイドルたちをまとめてい
たと言っても、重要な方針や大枠は大
人たちが決めているわけで、いわばバ
イトリーダーみたいなもの。リスクや責
任を負って大きな決断をしてたわけでも
ない。生来のヤンキー的な勢いと気の
強さで「なんとなく不満を言わせな
い」ことには長けていると思うけど。

要するに「総監督キャラ」として売り
出すには能力が足りなかったのに、無
理した結果が彼女の現在地だ。むろん
彼女一人のせいではなく、事務所の読
み違いでもある。「アイドルなのに
○○しちゃいます」で売った指原のよ
うに「総監督だったけどアホです」み
たいに売れば、知名度抜群なだけにも
う少しどうにかなったとは思うが。
さすがに卒業から時間がたちすぎて、
もう方針転換は無理だろう。今さらそ
んな変えられても。

トークの機転も利かずキャラが崩れて
る以上、彼女がテレビに残るのは厳し
い。ヤンキー気質を活かして「スナッ
クAKB」を開店し、辞めた子たちの受
け皿になるのはどうか。たぶん高橋み
なみ、スナックのママとしては有能な
んじゃないかと思う。一般人に混じれ
ば美人だし、明るいし、気が強くて酔
っぱらいにもひるまない。秋元康にい
くらか上納すればスナックAKB、許可
してもらえないだろうか。

松嶋と矢部は勝俣を見習え

【オセロ中島、本格復帰か】

いわゆる「洗脳騒動」でTVから離れて
いた元オセロの中島知子がいくつかの
番組に出演、復帰の姿勢をみせた。

一部で言われているように「洗脳騒
動」が真実でないなら、戻るのにあま
り大きな支障はなさそう。
女芸人のなかではもともと仕切りやト
ークが上手いし、有吉同様「干されて
た」経験が重しになって活躍が期待で
きるだろう。

と、もっともらしいことを書いておい
て何だけども、実はこの中島という人
にはあんまり興味がない。
見た目の良さとトークの瞬発力で押さ
れて出てきた、要するに「達者なタレ
ント」であって、芸人としてとくに面白
かった印象がないからかも。
誰も勝俣州和に強い興味を持たないの
と同じだ。たぶん。

興味深いなと思うのはオセロの元相方
で「白」のほう、松嶋尚美。興味と言
ってもあんまり良い意味じゃないが。
相方の中島があんな感じで消える一
方、松嶋はとくに仕事が減ることもな
くバラエティに出続け、最近では情報
番組のコメンテーターなどにも手を広
げるなど順調そのもの。「明暗くっき
り」といえば確かにそうなんだろう。

しかしこの人、本当にしゃべってるこ
とが面白くない。先述したように、オ
セロは面白さよりバラエティ適性で選
ばれたコンビだからお笑いのセンスが
なくても不思議ではない。でも松嶋は
中島と違ってトークの流れを見ること
もせずに好きなように騒ぐだけ。仕切
りという労働もできないうえ、コメン
テーターとしても的外れなことしか言
わない。見かけるたびに「なんでこん
なに需要あるんだろ」という疑問が湧
くばかりだ。

松嶋ってナイナイ矢部にすごく似てる
と思う。二人ともつまんないのに自信
満々。松嶋は文句なしに美人なので、
きっと学生時代は無敵だったろう。矢
部も顔もまあまあでサッカーできたか
らスクールカーストは高かったはず。
若いころに培われた強固で無根拠な自
信の貯金が尽きてない印象を受ける。

また「デカい声」「関西弁」も重要。
これに「謎の自信満々」が加わること
で、話す内容が面白くなくてもなんと
なくその場をごまかせたりする。
矢部は仕切れるぶん松嶋よりマシな気
もするが、岡村休養中に一人でやって
たラジオとか聞くと放送事故レベルに
寒いので引き分けかも。

まあ、彼らを見て「つまんな!」と感
じてしまうのはけっきょく「芸人」と
いう肩書に引っ張られてるってことな
んだろう。ある意味で芸能事務所の思
い通りだ。芸人なんて無資格で名乗れ
るんだし、オセロもナイナイも笑いの
レースを勝ち抜いてきたわけではな
い。ただ自称してるだけ。

矢部も松嶋も、「お笑い色が強い事務
所の勝俣州和」だと思えば腹も立たな
いかも。しかしやっぱり「ならお笑い
名乗るなよ」とも思ってしまう。勝俣
を見習え。

高梨沙羅のチグハグ感

【高梨沙羅、ミラノへ現役続行表明】

北京五輪後に進退を保留していたスキ
ージャンプの高梨選手が現役続行表
明、次のミラノ五輪を目指すとのこと。

実はこの高梨選手、キライじゃないん
だが見かけるたびになんだか不安(と
いうか違和感)をおぼえる存在だっ
た。私だけかもしれないが。なぜなの
かを考えてみる。

高梨選手といえばやはり誰が何と言お
うと興味の対象は「顔」だろう。10代
の頃からメディアに出ている彼女だ
が、25歳の今までにだいぶ変わってい
るように見える。

成長やメイクによるものもあるだろう
から、ウワサになっているように「整
形」しているのかどうか私にはよくわか
らない。そもそも整形の定義がハッキ
リしないものだし。ただ、なんとなく
違和感のある仕上がりにはなっている
と思う。

たしかにお顔自体は自然にキレイにな
っている。メイクであれ整形であれ、
「成功」と言っていいくらいにあか抜
けているし、ご本人も楽しそうだ。
でもなあ。ちょっとヒキで全身を見て
みると、アレ?という感情に襲われ
る。顔はすごくクールな感じでモデル
系なのに、身長152で日本人体型、おま
けに鍛えていて手足がしっかりしてるか
ら首から下はチンチクリン。見ていて不
安になるチグハグ感。

また、あか抜けてからの彼女はよく
SNSにキラキラな写真をアップするよ
うになった。これは何の問題もない。
キレイになったところを見て欲しい、
というのは若い女性としてすごく自然
だし、彼女はスポンサーもついていて
スキージャンプ界の「顔」でもある。
華やかなアピールも仕事のうちだ。

ところがインタビューとなると高梨選
手は終始カタい表情で、「市役所の人
か?」と思うほどに守りに入った優等
生的な発言しかしない。おそらくこっ
ちの彼女が素に近いんだろう。大人し
くて真面目なタイプがプリクラの瞬間
だけ「陽キャ」を演じているようなツ
ラいチグハグ感。

もうひとつは、アスリートとしての彼
女の評価。たしかに高梨選手はあの若
さでレジェンド、W杯の勝利数記録は
不朽だ。スキージャンプ女子のパイオ
ニアとしての功績も文句なし。でも
「日本を代表するスーパーアスリー
ト」「絶対女王」みたいな持ち上げ方
はちょっとどうなのか。

五輪競技になる前のスキージャンプ
(とくに女子)なんて兼業の選手が数
十人で競っていたレベルで、彼女が無
敵だったのはその時代の話。バンクー
バー五輪ではハッキリ「競技人口少な
すぎ」という理由で採用が見送られた
ほどだし(差別だという訴えもあり次
のソチでは正式採用)、その後五輪競
技になったことで各国がようやく力を
入れ始めた。30人くらいの集団でトッ
プだった人だから、100人くらいに増え
て才能のある人が入ってくるともう勝
ちきれない。

それでもずっとトレーニングに励んで
安定してトップ10内にいるのが高梨選
手の凄さなんだけど、彼女は「鉄人」系
であって「三冠王」じゃない。「マイ
ナー競技を初期からずっとやってて通算
勝利数が多い人」という実態と、マス
コミの「天才アスリート」という持ち
上げ方がやっぱりチグハグだ。ま、スポ
ンサーの手前あまり謙遜するわけにも
いかないだろうし、これは彼女自身に
はどうしようもないことだけど。

総じて高梨選手は真面目ゆえに不器用
で、「有名人」ポジションに不向きな
のがチグハグに感じてしまう原因なんだ
ろう。スターに不可欠な「運」もあま
りない。初採用のソチ五輪は海外勢も
まだ育っておらず最大のチャンスだっ
たけど、風に恵まれずフォークト(本職
は警察官)に初代金メダルをかっさら
われる。北京ではスーツ問題で失格。
そんなに本番に弱いというわけじゃな
いんだけど、「持ってない」感は否めな
い。

この先ミラノで復活の金でも獲れば間違
いなくスターだけど、高梨選手より年下
が台頭してきている現在、ちょっと難
しいだろう。でも彼女の違和感のもと
となっている真面目さ・カタさは
日本人的には非常に好まれる性質だ。
まだ現役なので失礼だけど、知名度も高
いし引退後は「挫折や批判を乗り越え
競技を続けられたメンタルトレーニン
グ法」みたいな感じで講演をやれば
企業に引っ張りだこな気がする。

「有名人」はちょっと不向きだけど、
「引退した元有名人」になったら肩の
力が抜けるタイプに見えるので、40歳
くらいの彼女はすごく自然にイキイキ
していると勝手に予想している。選手層
が薄すぎて、その年齢だとまだ現役か
もしれないが。