ひろゆきは豊田真由子とタッグを組め

論破王ひろゆき、米山氏にYoutube対談番組でボロ負けする

地方の医師不足について前新潟知事・衆院議員の米山氏と論戦したひろゆき。「論破王」として名高い彼だが、前提知識が薄すぎて米山氏に言い負かされ、焦る場面が目立った。「論破王が論破された」みたいな見出しでニュースにもなっていたけど、むべなるかなという感じ。

ひろゆきってある時期から「論客」みたいな立ち位置で世間に認知されてきた人ではあるが、何かの専門家ってわけでもないし、わりと世間知らずな人だとも思う。
経歴を見ても大学在学中に2ちゃんねるの管理人をはじめてるし、企業運営に携わりながら今はインフルエンサー。別にサラリーマンの社会経験が正解ってわけではないんだけど、末端で働いていろんな理不尽を肌で感じた経験は普通の人に比べてだいぶ少ないと思う。

でも実はひろゆきの強みはそこにある。「40年サラリーマンやってました」みたいな人であればガチガチに固まってるであろう価値観とか常識がない。たまに子供が妙に本質を突いた発言をするのと同じで、フラットに偏見なくモノを見る視点が支持されてきたんだと思う。

また、比較的独立性の高い稼ぎ方をしていてスポンサー等に配慮する必要が薄いから、フェアに忖度のない発言もできる点も強みだ。しがらみやタブーがゼロってわけじゃないだろうけど、テレビの稼ぎで暮らしてて作り笑顔ばっかりのタレントみたいな不自然さはない。そんなとこが若者中心にウケてきた理由だ。

この「常識にとらわれない、忖度もしない」姿勢が強い反面、ご本人は世の中のいろんなことを広く浅くしか知らないし、調べるにもネットで要領よく要点だけ…というタイプに見える。当然、今回みたいに専門家とぶつかればそりゃあ知識の浅さを突かれるだろう。米山氏はハッピーメールでバカにされがちだが、東大理三出身の医師+弁護士で知事経験者だから地方の医療や保険については知り尽くしているわけで、相手が悪すぎる。これまでは自分の弱点をわかったうえで勝てる相手を選ぶバランス感覚があったはずのひろゆきだが、今回はどうしたのか。

たぶん、世間の「論破王」って呼び方に自身が毒されてしまったんだと思う。世間のイメージが強固だと、本人がそれをなぞってしまうケースってある。モノマネされすぎて武田鉄矢が金八先生を演じる時「モノマネの金八に寄ってしまう」と言ってたらしいが、それと似てる。「相手をやり込める自分」を演じるようになったら必ずいつか失敗はするだろう。

今回の件でひろゆきもそこから目が覚めたのではなかろうか。他人のアラを探すのがうまいし煽るのも得意だから、竹中平蔵の時みたいに政治家を責めまくってる時が一番輝く人だ。足りない知識は誰かと組めばいい。どSで知識のある豊田真由子あたりとタッグを組んで、どんどん政治家と公開討論していけば時代のヒーローになれると思うけどな。まあ、恐ろしがって誰も戦ってくれないかもしれないが。

羽生とヨシキに足りない半笑い

羽生選手が電撃結婚からの電撃離婚。結婚生活は3か月で終了。執拗なストーキングや取材で日常生活が困難になり、相手を守れないから、とのこと。

結婚発表の時からなんだか不思議な感じではあったけど、展開が早い。離婚はそんなに意外じゃないし、羽生選手だけが悪いとも思わないが、やっぱり3か月という期間の短さには「言いにくい何かがあったんだろうな」とは思わせられる。これが結婚3年くらいで、海外に避難してみたり悪質な相手に法的な措置なんかも取りまくった後なら「力を尽くしたけどどうしようもなく、苦渋の選択で離婚」という感じで皆納得しただろうけど。ストーキングや執拗な取材はあったろうが、それに全部おっかぶせるのはすこし苦しいように思う。もっとできることあったでしょ、という。

お相手を完全に隠そうとしたのも悪手だった。たしかにフィギュアのスターではあるけど、全国民が羽生選手に興味あるわけではないんだし。普通に紹介して、安室のように「しつこくすんなよ」ってマスコミにクギ刺しとけばさほど追われなかったろう。

この騒動で感じたのは、やっぱり羽生選手は中二病っぽいなということ。中二病の定義は難しいが、「自分は特別でありたいという欲が暴走している状態」というところだろうか。ただのナルシストとは似てるようでちょっと違う。

彼の場合は強火ファンに囲まれてることもあって、その理想どおりの完璧超人を演じようとしすぎて無理をしてるように見える。泥臭いプライベートを見せないように頑張るのは「ファン想い」ってことでもあるんだけど、そこそこ有名なバイオリニストと結婚して、この時代に隠し通そうってのは無理があるだろう。以前から地に足がついてない印象ではあったけど、ちょっと現実が見えてない感じが今回露呈してしまった。

日本って、何かで名を成した人を全人格的に過剰に持ち上げてしまう悪いクセがある。そのため五輪選手の子育て論とか、有名歌手の絵の個展とか、ホントにお金払う価値があるのか疑問なものに値がついてしまう不思議が発生する。冷静に見たら「特定のスポーツができるだけ」「歌がうまいだけ」で、子育てや絵については何の審査も受けてないのに。この構造の中、フィギュアの世界でスターとなった中二病の青年が持ち上げられすぎてしまうのは本人にとってもどうなんだろ。

ちなみに羽生選手と似たニオイを感じる人がもう一人いる。XJAPANのヨシキだ。千葉のヤンキーだったヨシキは音楽で大成功して今やカリスマではあるが、どこか中二病くさい。自己演出が過剰で同じ方向を向いてて、ファン以外からはちょっと「イタいな」って思われてる感じ。ヤンキーもビジュアル系もフィギュアスケートも、「美学」って言葉と親和性が高いから中二病であることは成功の条件の一つでもあるんだろうけど。酔わないとやってられない部分がありそうだし。

とまあここまで書いてアレだが、私は羽生選手もヨシキも嫌いではない。彼らの「中二感」をちょっと半笑いで眺めてはいるが、わりと好きだ。SNSで笑われている「羽生ダンス」なんかはまさに愛すべき欠点という感じで笑顔になった。ナルシストであるがゆえ、必要もなく他者を攻撃するようなみっともないことをしないし、カッコよく映るためならどんな犠牲も厭わない努力家でもあるし。ワルに憧れるヤツは迷惑だが、ヒーローやスターを演じる分には誰も困らない。非常に良いナルシストといえる。

それぞれの分野で成功したがゆえに目くらましされてるけど、羽生選手もヨシキも「愛すべきちょっとイタいやつ」だと思う。つまりこの二人の本質は狩野英孝だ。英孝ちゃんを完璧超人として持ち上げるのはただの虐待だろう。半笑いでイジってあげて、でも嫌いになれず応援するというのがこの三人にとって望ましいファンの在り方だと思う。ヨシキはまだ違うけど、羽生選手は実はこれに気づいてるんじゃなかろうか。前出のダンス動画とか、イジってほしいとしか思えない。もうちょっと世間は彼らを半笑いで見てラクにしてあげてほしい。狩野英孝幸せそうだもの。

岩井とジョージとバカリズムとカトちゃん

ハライチ岩井が電撃結婚。お相手は元おはガールの19歳。

普通ならやや空虚な「おめでとう!お幸せに!」の合唱が飛び交うであろう話題。けど、この件はやっぱり引っかかる人が多いと思う。18歳という年齢差(岩井37歳・妻19歳)は芸能界だしそれほど珍しくはないけど、知り合った年齢(岩井31歳・妻13歳)はなかなか微妙なところ。高校の先生と生徒が卒業後すぐ結婚、と聞いたときに感じるのと同質のものがある。思い浮かぶのは「グルーミング」とか「囲いこみ」というワードだろうか。高橋ジョージと三船美佳もそんな感じだったと思う。結婚時の「彼女は精神年齢が高い」ってロリコン疑惑への予防線じみた言葉もそっくりだ。

むろん、男女関係って外野からわからん部分がすごく大きいもの。「そう見える」ってだけで決めつけはできない。すごくフェアに交流したうえでお互いを選んでる可能性もあるだろう。ただまあ、「付き合ったのは18歳になってからです」というキレイすぎる自己申告や、「文春直撃後5時間で結婚発表」という事実を考え合わせると色々勘ぐられるのは仕方ない。

時期も岩井にとっては悪かった。今年大きく世の中を揺るがしたジャニーズ問題で、「グルーミング」という言葉(というか概念)が周知されてしまったから、結び付けて考えられやすい。また、アイクぬわらがちょっと前にやらかしてたこともあり、「おはスタってそういう場なのかよ」という見方までされている今、イメージ低下はかなりのものかと思う。

さらに、岩井にとって芸風への影響もあるだろう。こっちのほうはバカリズムのケースにちょっと似ている。それまで「本能に従う人をシニカルに理性でバカにする」みたいな芸風だったバカリズムの結婚相手は、共演経験のあるアイドル(おまけにクリスマス婚)。ちょっと意識高めの芸をやってきたのに、身近なアイドルと結婚というのは「手近なおっぱいに負けた」って感じですごくカッコ悪い。そこは本人も自覚があるのか、しきりと「嫁から迫ってきた」「クリスマスなんて意識してない」と言い訳してたが、それもまたダサい。岩井もわりと「他人のおかしい点に正論で毒づく」芸風だったから、同質のダサさが出てしまった。「19歳の共演子役タレントと結婚って大人として恥ずかしい」とかまさに言いそうなキャラだったのに。

高橋ジョージの気持ち悪さとバカリズムのカッコ悪さ、このイメージ二重苦を背負った岩井だが、今後どうなるのか。まあ、別に違法なことをしたわけではないのですぐに大きく何かが変わるってことはないように見える。でもどうだろ、岩井って結構女性からの好感度の高さで出ていた部分もあるし、テレビのメインの「客」は女性だから徐々に響いてきそうではある。あと、イケメン好きを公言してて女性向けゲーム仕事も結構しているが、こっちも苦しそう。ちょっとでも「気持ち悪い」って思われたら終わりの世界だから。

本当に自己申告通りなら気の毒な話だけど、「18歳未満のときは手を出していなかった」という証明をしろと言われても難しいだろう。となると、イメージの回復は加藤茶夫婦のように「長く結婚生活を続けてみせる」しかないように思う。どういう理由であっても、離婚が早ければ「それ見たことか」の大合唱だろうし。なかなか辛いとこに追い込まれてしまった岩井。ジョージ+バカリズム=カトちゃんにできるのか。先は長いが頑張れ。