ビリギャルは情報商材屋

【元ビリギャル、米国大学院へ】

「ビリギャル」のモデルとして知られ
る小林さやかさんが、米国の大学院に
留学するとか。

「自分が高校時代に変われた理由を
科学的に証明したい」かららしい。
そしてそれを証明したい理由は「ビリ
ギャルって元々頭良いんでしょ?」と
いう声を否定したいから、だとか。
この人は数年前にも聖心女子の大学院
に入って同じようなことを研究してたは
ずだが、聖心では否定できるほどの材
料は見つからなかったということか。
というか、否定できることなのか。

さんざん言われているように、ビリギャ
ルって元々帰国子女で英語も嫌いじゃ
ない、進学校でサボってただけの生徒
が頑張って英語と小論文だけに絞って慶
応に合格しただけの話。
「慶応SFC合格」というゴールは動かせ
ないから、「ビリだった」とスタート
地点を低く偽装して、すごいことが起
こったように見せかける手法。
ダイエットの広告で、「BEFORE」の
写真がわざとお腹を突き出してるような
もんだ。

そんな売り方だから「ビリだった、勉
強全然ダメだった」というトコを否定さ
れると商品価値が暴落してしまう。
それを防ぐために留学する、と言って
るようなもので、そんなこと聞かされ
てもどう反応すればいいのか困るな。

けっきょく、この人はビリギャルの知
名度を換金して稼ぎたいだけに見える。
その証拠に、頑ななまでに自分の出身
高校を明かさない。ネット上では愛知
のかなりの進学校だと推測されている
から、それを言うと「ビリ」を否定さ
れて商品価値が下がるからだろう。

「よく聞くと当たり前のことを、すご
いことに見せかける」「嘘はついてな
いが、都合の悪い真実も言わずミスリ
ードする」「それでカネを儲ける」
これって情報商材屋のやり口そのまん
まではなかろうか。以前に小林さんが
離婚したとき「手をつないで離婚届を
出した」とか言ってたのも印象的。
「何かに失敗した人」というイメージ
は情報商材ビジネスに致命的だから、
皆無理してでも成功者のフリをする。
フェラーリ借りて撮影したりね。

情報商材屋の欠点は、捕まらない代わ
りにやってることがバレると世間に嫌
われることだ。世間は卑怯者が嫌いだ
から。果たしてこの人はその覚悟があ
るのだろうか。

無敵の人はどう減らす

【ネットカフェでまた立てこもり】

埼玉のネットカフェでまた女性店員を
人質に立てこもり事件とのこと。
犯人は逮捕、「人生に嫌気がさした」
と供述しているとか。

犯人は氷河期世代ドンピシャであるこ
とや、以前にも立てこもり事件を起こし
て捕まっていること、ネットカフェの
危うい構造だとかいろんな切り口が
あるんだろうけど。
やっぱり「無敵の人」は無敵でどうに
もならん、というのが一番大きいかと
思う。

法律や警察はあくまで事件の後にとっ
つかまえて罰を与えてくれるもの。
お金もないし希望もない、大事な家族
や恋人もいない、楽しいこともないと
なれば罰なんか怖くないだろう。
いっときの欲を満たすために金を奪う
とか女性に乱暴する、あるいはこの事
件みたいに世間を騒がせてやろうと思
っても抑止力は働かない。

それなら中世みたいに残酷な刑罰にす
れば…って発想もあるけど、現実には厳
しいだろう。
捕まる前に自死を選ぶ可能性も上がる
し、そうなれば犯行はそれに見合う
凄惨なものになりやすい。
痛い刑罰イヤだし、どうせ死ぬから
ここまでやっちゃえ、みたいな。

けっきょく無敵の人が暴れないように
するには二つしかないと思う。
ひとつは昔のSF小説みたいに、頭に
チップでも埋め込んで悪い考えを起こ
したらロボットポリスが飛んでくるっ
てやつ。
もうひとつは「追い詰められる人、
無敵の人を減らす」という方向。

前者は時代が進めば技術的には可能だ
ろうけど、「ホントにそれでいいのか」
な感じは否めない。
となると後者が理想なんだけど、自己責
任論が邪魔になる。
いま勝ち組の人からしたら、「なんで
努力で成功した俺様が負け組を助けな
きゃいかんのか」になるだろうし。

「今は良くてもあなたも落ちこぼれる
かも」「無敵の人が増えたら理不尽に
あなたも襲われるかもよ」とかで危機
感を煽るしかないのかなあと思う。
皮肉なことに、こういう事件が
増えれば説得力は増すから。

エッセイ漫画の訴訟ラッシュは来るか

【西原理恵子氏、娘に告発される】

「毎日かあさん」などで知られる西原
理恵子氏が、ネタにしていた娘に告発
されたとか。
嫌がっていたのに整形させられた、
兄と差別された、私生活をネタに
された…等々。

今はSNSを中心に「実録(風)エッセ
イ漫画」が大量にあふれている。
エッセイ漫画だからそこまで画力は
いらないし、作画カロリーも低い。
基本的に自分の身の回りのことを
(多少話を盛るにしても)描いて
SNSにアップすればいいし、バズって
話題になれば声がかかって書籍化なん
かもアリだ。
となれば、ちょっと絵の描ける育児中
の主婦とか売れない漫画家なんかが
争って参入してくるわけで、まさに
戦国時代。

しかし競争が激しいわりに、ネタは日
常生活が基本だから差別化は難しい。
なんらかのセンスがある人や、めちゃ
くちゃに濃いキャラが身近にいる人
以外が目立つためにはやっぱり話を
過激に盛ったり、目を惹くような刺激
的な家族・友人ネタを描くことになっ
ていくだろう。
何も特技のないYoutuberが過激な
ドッキリや迷惑行為で目立つのと
構造的には変わらない。

結果、西原氏のように家族(子供)が
嫌がる恥ずかしいことを漫画にして
全世界に発信してしまうケースは
増えているはず。
西原氏はまだ「売れてる」から救いが
あるが、これがまったくおカネになら
ないケースだとさらに悲惨だ。
自分だと特定できちゃう、子供時代の
恥ずかしい失敗が大量に漫画になって
ネット上に残り、しかも全然それで
稼げてないとなれば、そりゃあ親を
恨みたくもなる。

「積み木くずし」のように、私小説が
売れたことで家族が崩壊しちゃう
ケースはこれまでにもあったけど、
それはあくまで有名人か私小説家
くらいの特権(?)だった。
でも現代ではSNSのおかげで発信者
の誰にでもリスクがある。

今ネタにされているのは育児漫画
なんかの子供たちが多いだろうけど、
彼らが成長して自分で判断できる
ようになったらこの手の問題は大量に
噴出してくると思う。親を訴える子供
が続出。仕事のない弁護士さんとか、
このバブルに備えておくといいかも。
過払い金請求みたいに。